「インデペンデンス・デイ」
1996年に公開されたアメリカのSF映画ですが、
4月11日は僕にとっても『インデペンデンス・デイ』でした。
当時勤めていた会社、1998年1999年と会社が潰れるからとボーナス無しになりました。
1998年は夏のボーナス当日までそのことを秘密にしていて、その日の朝いきなり告げられました。
一度出さないようにしちゃえばしめたものと、その冬、翌年と出さないのが当たり前にされてしまいました。
こっちは結婚したは車を買ったばかりだは、娘が生まれたはで・・・、
物入りの時期にまともにぶつかりました。
それじゃ将来の展望も出来ませんと、退社しフリーの図面屋になったのが2000年の4月11日。
僕の独立記念日。
あれから丸10年が経ちました。
10年振り返っての総評・総括。
2000年・・・・・◎ サブコンの事務所に居候させてもらって受注。
2001年・・・・・◎ 順調 ただし居候が社員よりいい金額なので自宅に帰ることに成る。
2002年・・・・・○ そこそこの売り上げも有った。
2003年・・・・・△ 発注体制が個人業者から会社へと変わり売り上げ減少。
2004年・・・・・▲ 新規開拓なども有り、数社掛け持ち、ちょっと無理が有った。
2005年・・・・・▲ 多方面の会社と付き合うも金銭トラブルなどに見舞われる。
2006年・・・・・△ 一時期仕事が空いたことも有ったけど派遣登録で丸の内の新築ビルに。
2007年・・・・・◎ 仕事が切れずに掛け持ちも有って収益は良かった。ゼネコン施工図室
2008年・・・・・◎ 引き続き、ゼネコン施工図室
2009年・・・・・● 現場上がりとRショックが重なって自宅での作図、完全な落穂拾い状態。
2010年・・・・・? 未だ落穂拾いが続いているのでいいスタートと言えない。最悪です。
ざっとこんな感じ。
△と▲は贔屓目に見ての判断なので、妻から言わせればもっと厳しい評価になることでしょう。
ちょっと忙しそうにするけど、総じて暇そう(遊んでいる)と言う評価はこの○×を見ればなかなか正確に言い当てているのかも知れない。
現状・・・なんだかな~の状態www.。
景気回復も一部のみで、箱物を作らない箱物に頼らない行政方針、仕分け仕分けと予算カットの風潮。
先日マンションの水道を直しに来てくれた水道屋の親父と雑談するも、「ちょっと前まで15人の職人がいたんだけど、今じゃ二人よ」
お腹が出て流しの下に潜り込むのも辛そうで、親方自ら作業することもあんまり無かったんだろうなと思います。
後の人はどうしたんですと聞くと、廃業もしくは転業。知り合いの工務店も何軒か止めちゃったもんな~との事。
去年3年ぶりに木工会社の社長に電話したら、2年前に会社を潰しましたと言われてました。
ちょうど9月頃に仲間関係の仕事もかなりのペースダウン、それまでの勢いがピタリと止まった感じです。
新規物件を渡り歩いてきた今の就業スタイルではかなりヤバイです。
10年やって残っているものが無いこの現状、いっそのこと廃業して社員に成るのが得策なのか、もう少し踏みとどまってみるべきか、まだまだ迷います。
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