送り火
結局仕事から帰ってからの深夜に送り火を焚いた。
君の事を感じるまでいて欲しかったのだが、帰れなくなるといけないからね。
本当は懸命にその存在をアピールしていたのかも知れない。
ゴメンナ、感じる事が出来なくて。
闇夜の中の送り火は煙のありかが分からない。
来年も懲りずにおいでな。
もう少し感じられる人になるよ。
命日までの数ヶ月間、ずっと一年前の出来事の時系列を追っていた。
あの時に分からなかった事、朧気だった事が新たに思い返すと、確信できるた事も多かった。
日々必死だった。
多くの感謝がそこに有る。
貴方の判断は当たり前の様に正しい。当然だと思う。
命日を過ぎて昨年の事を思い出すのは止めた。
思い出は時間が経てば経つ程、甘くなる。
語り合う相手を亡くした思い出はどこにしまえばいい?
フォルダに仕舞って保存するしかないのだろう。
そんな開けるに開けられないフォルダばっかり出来上がって居る。
2012年 お盆
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