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2011.07.20

ひとりごと

生前妻は、間違っても「生まれ変わっても、また一緒になろう」とだけは
私の葬儀の時には言わないでよ。とよく言っていた。

約束通り喪主の挨拶ではそんな事は言わなかったよ。

今になって君の性格やら物の考え方とかどんなだったろうって考える。
家が好きだったな。
家庭が好きだったな。
家族が好きだったな。
何よりも家族で共に過ごす時間を大切にしていたな。

身辺整理はしないで、懸命にその日を生きると言っていたが、本当に何もしてなかった。
笑顔だけ遺して逝った。

連絡も見知っている方には出来たけど、本当はもっと連絡しなくちゃいけない方も沢山いたんだろうな。
でもみんな悔しがっていたぞ、最期に会いたかったって。

車の中のBGM,西野カナは元気が出るな~、JUJUはマジ泣ける。
車で通勤する必要はもうないんだけど、電車の中でいい年こいたオヤジが涙ぐんでちゃオカシイだろ。
一人しみじみ泣くには、車はいいよ。
だからもう少し車での通勤は続けるつもりさ。

今度のお盆は49日経って居ないのでおとなしくしていようかと思ったけど、娘と木崎湖にキャンプに行く事にしたよ。
今回は三人じゃなくて二人と額縁一枚だけど、いつものように記念撮影をするさ。
毎年の恒例行事さ。

3年前に病気が見つかって、いつかは訪れるお別れと覚悟はしていたけれど、
いざその時になって、きちんと送り出したにも関わらず、うろたえ放しだ。
現実逃避。

病院に行くか家に帰るかすると、待ってましたとばかりに寝返りして背中をさすったりもんでもらおうとする君がまだどこにいるような気がする。

冷たく成って行く体も、棺の中の君も、焼かれて骨になって、遺骨を拾い上げたはずなのに、まだそんなこと考えている。

いい旦那じゃなかったよ。
そんなことは重々承知しているよ。
その都度しっかり文句は言っていたから、言い残した事はないのかな。


いつまでもメソメソしてんじゃないわよ、きっとそう言うんだろうな。
メソメソしている訳じゃないが、思い出すと涙が溢れるんだよ。
ふいに気付くと涙がこぼれそうになっていたりするから、ベランダに出て一服してる。
おかげでタバコの量が増えたじゃないか。

遺影は最後の高山旅行の時のにしたよ、娘からすれば自分の知らない頃のママでは納得出来なかったらしい。

通夜と葬儀、全くの無宗教の形で行なったけど、あれで良かったのかね。
好きな音楽かけて送ったけど、JUJUの「また明日」はかけられなかった。

ちゃんと世話をして上げられたんだろうか。
自己チューだから、きっとどこかで自己満足の着地点見つけて自分で納得しちゃうと思うんだけどな。


何かを考えても

やはりただただ

悲しい。


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