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2007/03/24

後輩の店に

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今を去る事15年以上前、行きつけのショットバーに行って、コンペイ糖のように角があちこちに立っているような10歳年下の若者に会う。
そいつの鼻っ柱へし折ってやろうと自分のチームに誘い入れた。
初めて練習に来た奴は、両足を攣らせ、見る影も無いくらいの惨憺たる状態だった。
そこにはへらへらとしながら、平気に、さらにそれ以上に頭から血を流しながら練習をしていた俺たちがいた。
足をつらせていた奴を見て、誘って悪かったなと言う思いも有った。
奴はそこで自分の中途半端な鼻っ柱をへし折られた。
可哀想な事をしたかもしれない、ただそのおかげも有って、あの時やたら悔しい思いをしたのでチームに居ついた。彼は若くして僕ら30代の初優勝と言う偉業も共に経験出来た。
彼が独立するにあたって彼の店の設計をまかされ、多いに限りあるコストの中で店を作った。
こだわりの強い彼の性格が災いとならんとならぬよう、うるさいおやじになってアドバイスを続けた。
そんな彼もようやく固定客を得てなんとか食えるようになったらしい。
まぁなんとか一安心。
彼と渓流に出かけたのはかれこれ15年くらい前になる。
仕事でなかなか渓流に行く事も無くなったようです。
フライフィッシャーである彼が持っているオービスのリールを、使わないなら、俺が代わりに使ってやるぞと言ったのですが失敗した夜でも有ります。
いつの日かまた釣り場に一緒に立ちたい友人の一人でも有ります。

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その時の様子。
舟岐川で壁のへつり方を教えるよと言って、1歩踏み出した途端に5m下の渕に落ちていったのを思い出す。
「大丈夫ですか~」と
心配そうに上から覗き込む彼に
「こうやると落ちるから~~」と返したのは言うまでも有りません。

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