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2006.11.03

『泣きながら生きて』を見る

丁さんさんが日本を去るときに、両手を合わせて感謝している姿を見たら、もう駄目でした。
3人家族の“3都物語”・・・
偉大なる人物の壮絶な生き様を見て、ただただうなだれているばかりです。
父である丁 尚彪さんの生き方が出来るかと聞かれれば、答えは「否」です。
あそこまで家族のためだけに、僕は自分を殺せません。
どこかに甘えがある、自分可愛いの気持ちがある。
楽しむ事を排除しては生きられない自分がいます。
題名の「泣きながら生きて」、確かに家族が再会するシーンには彼らの涙がありましたが、決して丁さんは日々泣いていたわけではなかったんだろうと、思います。
ビニール袋の風呂に入り、外食一つしない自分の生活を語る時も決して涙は見せず、淡々と語っていました。
普通なら何でこんな生活しなくちゃいけないんだと、愚痴の一つをこぼし、悲しげな顔でもするんでしょうが、それが無い。
ただただ確固たる信念があった。
娘に満足な教育をと言う、大きな想い・願い。
そんな彼の口から出た日本人は大変に勤勉ですと言う言葉。
「痛たたた・・・。」

過疎化を打開したいという町の事情と思惑から、町民のかわりに中国人を入れればいい、と日本語学校が誘致されたという地方都市の愚行、働きながらでなければ暮らしていけない、借金が返せないと言う留学生からすれば、騙し打ちにあったようなものであるにもかかわらず、恨み言一つ言わない丁さんは立派でした。

ガツンと一発どたまに大ハンマー喰らった衝撃が今も残っています。

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