坑夫と織女の像
丸の内の点景。
社団法人「日本工業倶楽部」の正面屋上に置かれている坑夫と織女の像。
小倉右一郎作の二つの人像が置かれ、男性はハンマー、女性は糸巻きを手にし、大正9年当時の二大工業石炭と紡績を示しています。
この工業倶楽部会館は、第一次世界大戦による工業の発展、昭和初期の大恐慌、戦争、敗戦、復興、経済成長を通じて常に経済界の大きなドラマの舞台であって、財界の記念碑的な存在であった。
平成15年3月に新しいビルが竣工していますが、もともとの顔で有った、会館の南側部分を保存・再現し、登録文化財としての歴史的景観の保全を図られています。
最初の建設から90年近く経ち、象徴とされている二大工業もいまや完全に地盤沈下。
もし今、工業の代表選手と選び出すとすれば、一体どんな業種が選ばれる事でしょうね。
仮に選んだとしても、像のような逞しい姿にはならないんでしょうね。
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