心境
解説 いったい、自分は何のために生まれてきたのだろうか。 何をしようとしているのか。 人の情けだけにすがりきって、毎日を暮らしてゆく自分。 そんなわたしが情けなくなりながら、でも、どうしようもなく、きょうも歩いてゆく。 ただひとつ。 歩くこと。 ひたすら歩くこと。 それだけに集中している。 これからも、とぼとぼ、ぶつぶつ、歩きつづけるだろう。 きっと、動くことができなくなるまで、旅をつづける。 『山頭火』石 寒太著 文春文庫より |
「したい事をして、したくない事はしない」を信条にしていた種田山頭火。
同じ年に『うしろすがたのしぐれてゆくか』と有名な句も残しています。
家庭のいとなみが出来ず、勤めも出来ず、ストレスや圧力に屈して酒に逃げる。
酒で失敗をして放蕩を繰り返す。
それが出来たらどんな楽だろう。
なんもかもうっちゃることが出来ないから、もがき苦しむのである。
のどまで出かかった本音を押さえて日記を書くのは難しい。
無理して「のほほん」振るのもどうかなと思う今日この頃です。
| 固定リンク
最近のコメント