自営おやじの転職日記-その0
6年前、ボーナスも出さない社長の心無い暴言に、売り言葉に買い言葉で何も準備の無いまま始めたフリーでの図面屋。
いい時は100の数字も見えましたが、全体に均してみればそんなに割りにいい商売ではありませんでした。
細々食べて行くにはいけたかなという程度。
さほどの贅沢も出来るわけではなく、家族にも我慢を強いるそんな暮らしぶり。
年1~2回温泉に泊まりに行って、年2回のキャンプがやっと。
この2年はとうとう温泉にも連れて行かれませんでした。
年末年始の海外旅行にいけるわけも無く、娘は生まれてからこの方、新幹線にも飛行機にも乗ったことがありません。
元々、人と話しをするのが好きでもある当方。
自宅で一人黙々とパソコンに向かう生活、下手をすれば3日も4日も家族以外と話すことも無いときもありました。
外界との接点はWEBであり、blogでも有ったわけです。
そんな暮らしぶりを続けていると、自分自身煮詰まってしまっていることに気が付いたのが昨年の秋ごろ。
どうにも仕事が進まない。
要求されている内容をこなしたところで、いざ請求書を出せば予算が無いだの、これしか払えないとゴネられるのが必須。
主要取引先以外にもかなり手を伸ばして得意先を増やしてはみるもの、単発だったりしてどうにも継続しないんですね、これが。
一人でやりうる仕事量、これにも限界があり、予定とのかねあいもあり、一見大型物件が入る予定が有ると、他の物件が入れられず、そのまま大型物件に突入であれば問題ないのだけれど、諸事情で流れる。
そうなるとその穴埋めようの物件を捜すことになりここでも四苦八苦する、そんなことの繰り返し
なんだろうなと、このままずっと立場の弱い下請け稼業を続けていても、家族も可哀相だし、自分としてもやりたいことの半分も出来ない、好きなものも買えない。
カビ臭い白いクロスの壁を見つめていても一向に能率の上がらない環境を止め、引越しし手気分の転換を図ろうと思い立ったのは今年になって2ヶ月を過ぎた頃でした。
ちょうど、娘も幼稚園が終わり小学校入学もあったので急遽の引越しが あったのは、以前の記事にもしました。
年末年始は 取り掛かりの物件があり、それに没頭。
3月になりまたここでも予算がないので払えないうんぬんと、言う事態が発生。
ここでメインとしていた会社との取引はもうやめようと思うのでした。
自営継続or廃業。
新規取引の開拓
あの手この手と模索すること約一ヶ月。
ちょうど年度の切り替えが過ぎ、内装関連の仕事はちょっと暇な時期。
何処も図面屋に仕事を出せるほど忙がしくはないとの事。
浮き沈みの激しさにも辟易しているので、あれこれ考えた結果は思い切って自営業の廃業。
「自営おやじの転職日記」
書きたいことは山ほど有ります。
今回はその序章と言うことで-その0
以下乞うご期待。
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