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2006.03.21

おじちゃんの畑

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引越しの片づけでたまりに溜まったゴミの山をゴミ捨て場に。
引越し準備を始めたと同時に始まったマンションの前の畑の整地も時を同じくしてほぼ終了したようです。
江戸川に生まれ育ち、一度結婚で千葉県に。
そして離婚、当時柏市に持った戸建を処分して清算を済ませ、再び今の江戸川に戻ってきたのが10年前の夏でした。
地元に戻ってきたからと言っても、特に地元の同級生と交流があるわけでもなく、最初に親しくなったのは、目の前の畑で小松菜を作っているおじちゃんでした。
稀薄な隣人関係の中でいちばん親しくしてもらったのもこのおじちゃん。
やがてここで結婚をし娘が生まれて、娘がベランダから見る風景はこのおじちゃんの農作業の姿でした。
時には窓越しに「お~いい雨が降ってきたぞ~、洗濯物濡れちゃうぞ~」とか、「小松菜できたから食べな。」とか。
娘は「幼稚園にいくんだよ~」とか道路を挟んで大きな声で会話をしていました。

1歳の頃おもちゃのトラクターをスーパーの売り場で見つけ、跨いで「おじちゃん(笑)」何て言っていたのもつい最近の事に思えます。
バレンタインデーのチョコ、娘からおじちゃんに渡してましたっけ。

僕にとっても青々と葉をつける菜っ葉に癒されてきました。
この故郷を去るに当たり、おじちゃんの畑が見れなくなることが唯一寂しいと思うことでした。
その畑も土が取り除かれ、砂利が敷かれるのに一週間もかかりませんでした。
青菜の苦手だった娘もおじちゃんが作った小松菜だよと教えているうちに、食べられるようになりました。
おじちゃんの小松菜で育ったようなものです。
そんなおじちゃんの畑が整地され駐車場になる姿を見ることなく我が家は引越し。

畑は無くなってしまうけど、家族の心には・・・とりわけ娘には生まれて幼稚園を卒園するまで住んでいたところの目の前にはいつも小松菜をくれた優しいおじちゃんの畑が有ったと記憶に残る事でしょう。
ありがとうおじちゃん。

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