娘の運動会
「リレーに燃えています。」
自分のかけっこよりクラス全員でのクラス対抗リレーに燃えていた娘。
リレーの練習では一進一退の展開でバトンをもらった娘が、前にいる1~2人を抜いてTOPになり、アンカーにバトンを渡しそのままゴール。
1~2度負けることがあっても、概ね先ほどの展開が繰り返されていたようでした。
午後から雨がという天気予報は見事に外れ、晴れ間も出た運動会会場。
父の出た父母対抗リレーも終わり、いよいよ自信を持ってクラス対抗リレーが始まりました。
小さなトラックを一人一人が半周回ってバトンタッチ。
日によって変わる娘の走る順番を確認して、走る側にビデオを構えて待ちます。
レースが始まり、自分の出番が来るまでいつものように大きな声でクラスのお友達に声援を送ります。
そしていよいよ終盤。
でもバトンを待つ娘の表情は晴れません。
どうして?と今にも泣き出しそうな顔をしています。
1位のチームがバトンタッチ、2位・3位・4位とバトンがタッチされてしばらくしてやっと娘が走り出します。
いつものように前を走る子を抜こうと走ります。
でも今日に限ってその距離は遠く、走るのが大好きでいつも走っている時は笑顔の娘ですが、アップで捉えたその表情は悲しそうでした。
僕もファインダーについている方の目は堪えられましたが、空いている方の目尻に涙が溜まります。
痛いほどに娘の気持ちが伝わります。
結局その差を縮めることが出来ましたが、抜き返すには至らず。
今回、優勝チームはいつも2位で先生だけは「みんな2位よ~」と喜ぶのですが子供たちは悔しくて喜ばなかったそうです。
お母さんたちも自分の子供からその悔しさを聞いていたのでしょう、珍しく父兄席で横断幕つきの応援でした。
5位○○組と呼ばれても、皆悔しくて声ひとつ上がりません。
娘はよほど悔しかったのでしょう、しゃくりあげて泣いています。
退場門からでて、今度は大泣き。
閉会式でもまだ半泣き・・・。
娘よ、君のがんばりは僕たち家族にとって、一等賞です。
誰がなんと言おうと一等賞です。
また君から元気を貰いました。
あの時のように。
とーちゃんのリレー、娘との約束「君の在園中の3年間はリレーに出るよ」は果たせました。
でも3回目の正直の今回、リベンジは叶わぬ夢となりました。
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