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2005/08/06

釣りは面辛い?

shalom1
前回のシャロムの森での一コマ。そう言えばNewベストに入魂出来ず仕舞だったなと。
釣りは特にフライでの釣りは面白い。
まぁ面白いことばかりでないところがこの釣りの楽しみだったりします。
垂れ枝の下で盛んにライズするブルック、それを狙うために立つ位置がヌカカの巣のようなところだったりする。
そのライズを諦めるかヌカカの蚊柱の中に立ち尽くすかは当人の自由。
おバカなフライマンは一匹釣りたいがためにヌカカの蚊柱の中に身を投じる。
その結果として左手にヌカカにびっしりたかられ、耳も唇もヌカカに嘗め回されることになる。
家に帰ってヌカカにより真っ赤になった手を見ながら、釣れた一匹を思い出し「イヒヒ」とほくそえむのである。

吹き出る汗にヨタ付く足元、先ほど石を踏み外して思いっきりぶつけた膝小僧。
歩き初めて約4時間、すでにふくらはぎと太腿が筋肉痛、尻の筋肉も引き攣れる。
あの巻き返し、流れの筋、落ち込みギリギリの際。
ちょっと油断すれば後ろの木の枝葉にフライを引っ掛ける、落ち込みギリギリまで粘ったらそのままフライも流しきり、あえなく引っ掛かっている木にフライを取られ、フライ回収のためにそのポイントを踏み潰す。
こうして苦労して出てきた岩魚に感謝、大きさでは計り知れない何かがある。

仲間と数mも離れない位置に立ちこみ、どういう訳か仲間のフライに鱒が群がる。
一投一匹、こちらにはうんともすんとも出てこない。
いいや出ては来るのだが咥えない、いつもすっぽ抜け。
顔はにこやかに「いや~流石ですね。」と言いいつつも内心沸々と煮えたぎっている自分がそこにいる。

待ちに待ったイブニングタイム。
目の前ではスプラッシュ状態になっている鱒たち。
選択したフライがどうも違うぞと気が付いて、急いでフライ交換に入るのだが、フライのアイにティペットが通らない。
焦れば焦るほど見えるアイは小さくなり、ティペットはどんどん太くなる。
廻りで歓声が上がれば上がるほど手は振るえイライラするばかり。

釣りは面白いが辛いものであるよと、なので「面辛い」。

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