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2005.06.30

敗者の美学

彼は目を閉じて 枯れた芝生の匂い 深く吸った
長いリーグ戦 しめくくるキックは ゴールをそれた
肩を落として 土をはらった
ゆるやかな 冬の日の黄昏に
彼はもう二度と かぐことのない風 深く吸った
何をゴールに決めて
何を犠牲にしたの 誰も知らず
歓声よりも長く
興奮よりも速く 走ろうとしていた あなたを
少しでもわかりたいから
人々がみんな立ち去っても私 ここにいるわ

ご存知ユーミンの「ノーサイド」の一節、当時の明治の松尾雄治をイメージしユーミンが作ったといわれています。
確か入れば逆転というキックだったと思うのですが。
しかしそのゴールはポストをわずかに逸れ、結果的には試合に負けた。
負けはしたが彼らの戦いぶりには敗者の惨めさはなく堂々と、清々しさすら感じたものである。

先日最終回を迎えたフジテレビ「エンジン」、キムタク扮する神崎次郎。
レース終盤で逆転をし、勝者として格好よくチェッカーフラッグを受けるであろうと予測していました。
キムタクだから、やはりそういう格好良さでの締めくくりだろうとね。
案の上、ファイナルラップ最終コーナーをTOPで駆け抜け、ゴールかと思われましたが
ウイングのボルトが外れ、バランスを失ったマシンはコースアウト。
次々と後続のマシンに抜かれて万事休す。
しかし次郎は痛む体でマシンを押し続けゴールするのであった。
胸にググッときましたね、負けはしたがホームの子供達には次郎の熱い想いが届いたことでしょう。
へたり込んでいる次郎を水越朋美(小雪)が抱きしめる、「貴方は勝ちました。」と。

今の日本の教育は人に勝つことだけを人より抜きん出ることだけを教え、その勝者のみを世論やマスコミがヨイショする。
敗れし者には容赦無しの無視。
確かに負けるより勝ったほうがいいに決まっている。
ただ皆が勝つことだけを意識してしまっているので敗れることへの対応が出来ない。
素直に負けたことを認めることが出来ずに悪あがきをする。
優秀な奴はやはり優秀なのである、自分にないいいところを沢山もっているのである。
どうにも歯が立たないことだってある。
悔しかったらまた頑張ればいいじゃん、生涯挑み続けて「100戦して99敗しても最後に1勝すればそれはそれで素晴らしいことである。

しかしだからと言ってその秀でた奴よりも君には君のいいところがあるのである。
それが何であるかはすぐには分からないことだと思う。
君にしか出来ないことだって沢山あるだろう。君でなければならない事だって沢山ある。
自分は何を出来るか、そういう道を探す努力も必要なのである。
学校の成績なりが悪いからとすねている場合ではないのである。

恋愛に勝ち負けはないだろう、フラレルのが負けたということならその負けを素直に認めることは大事ですよ。
どんなにしつこく追い回しても、しつこく交際を迫っても駄目なときは駄目なのである。
ストーカーになって執拗に追いかけるより自分の敗北を素直に認め、新しい恋を見つけたほうが幸せへの道は開けると思うですが、いかがでしょう。

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