名大関、逝く
リンク: Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <二子山親方>人気集めた元大関貴ノ花が死去、55歳.
口腔底(こうくうてい)がんと戦っていた二子山親方元貴ノ花さんが本日お亡くなりになりました。
物心付いて見始めた相撲中継で貴ノ花は僕のヒーローでした。
僕にとっては貴ノ花は貴ノ花利彰その人です。
忘れもしない昭和50年九月場所千秋楽決定戦。
13日目横綱北の湖に敗れたものの千秋楽まで、輪島・魁傑を破り3敗で北の湖と並び決定戦となる。
立会いから両者がっぷりの右四つ、左に回り込もうとする貴ノ花に対してグイグイ前に出る北の湖。
寄られながらも幾分吊り気味に体を入れ替えて土俵際の上手投げで見事破り、2回目の優勝を決めた。
蔵前国技館に無数の座布団が舞います、画面いっぱいの座布団の嵐。
相撲中継を見てあれだけの座布団が宙を舞ったのを見たのがコレが初めてでした。
優勝旗が高砂親方からではなく実兄の二子山親方から手渡されたのも印象的でした。
土俵下でじっと足元を見つめ、出番になる時に顔をバシバシと叩いてから立ち上がる姿が好きでした。
クンロク大関と揶揄されながらも一度もその地位から落ちることなく史上一位の大関在位50場所は特筆すべき点だと思います。
貴ノ花健士出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
貴ノ花利彰
昭和の名大関貴ノ花利彰、享年55歳。
また一人少年の頃のヒーローがいなくなってしまいました。
故人のご冥福を心からお祈りいたします。
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