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2005/03/30

熱い男の教育論

森重隆さん教育委員に…元ラグビー日本代表主将 ZAKZAK
ラガーマン森重隆さん、福岡市教育委員にasahi.com

福岡市教育委員会は28日、元ラグビー日本代表主将で新日鉄釜石の黄金時代を支えた森重隆さん(53)を教育委員に任命した。任期は4月2日から4年間。
森さんは、ガラス店を経営する一方、1993年から母校の福岡高でラグビー部監督を務めている。この日、記者会見した森さんは「厳しいけど温かさがあるような先生が採用されていない。採用の面接官もやってみたい」と意欲を見せた。
また、ラグビー選手としての経験から「感動するやつでないと、人を感動させるプレーはできない。感動する人間を育てたい」などと抱負を述べた。
森さんは、福岡市出身で福岡高、明治大を卒業。新日鉄釜石ラグビー部では選手兼監督をするなど、松尾雄治さんらとともに活躍した。
福岡市教委は、任命の理由として「福岡高のラグビー部監督を務めるなど青少年の健全育成に熱意がある」としている。
また、「教え子で、いい先生になるのに、と思うやつはたいがい試験に落ちる。測るべきものを、測っていないのでは」と、冗談まじりに教員採用試験のあり方に疑問を投げかけた。

moriラガーは熱い人が多いのですが森氏はその中のHOTEST-HOTの方です。
明治で国立競技場を沸かせ、釜石では全国のファンの目をくぎ付けにした。
日本代表のキャップ数は27。79年のイングランド戦(大阪・花園)は19―21で惜敗したが、後半に独走の逆転トライを奪い、ラグビーの母国に強烈なインパクトを与えた。
母校で指揮を取られているが、一点だけこだわりがある。「タックルせんヤツは許さん」
勝ち負けだけが問題ではない。「うまい、下手はあっても勇気を持ってタックルに飛び込む選手は素晴らしい。攻撃の柱でスーパースターだった松尾だって窮地には捨て身のタックルをした。しない選手はいくらうまくても全人格が否定される」
母校で熱いラグビー魂を後輩たちに伝授されている最中です。
大好きな選手でした。体は小さいが素晴らしいハードタックラー。
打倒早稲田に燃え、他の試合ではタックルされて倒れても、対早稲田では絶対倒れなかったとか、盟友松尾氏がインタビューでディフェンス理論を延々と講義し終わった時、「なぁ松尾よ、タックルは気合(又は根性かな)だよな。」の一言で片付けてしまったりとか。
そんな熱い男が新しい教師の育成に携わる、いいことだと思います。
そしてまた最近のインタビューでは
「最近、キャプテンが相手チームの怪我した選手のところに行かなくなったろ」
試合中怪我をした選手がいて、例え相手のチームの選手であろうと気遣い立ち上がるまでキャプテンはそばにいた、ラグビーってそういうものだと思っていましたが最近ではそういうことがなくなっている事を憂いてもいらっしゃる。
熱いが優しい心を持つ森氏の今後の活躍を多いに期待したいところです。


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