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2005/03/27

2030年の未来像

2030年の理想像…健康で80歳・借家100平米Yahoo!ニュース - 読売新聞 -

政府の経済財政諮問会議(議長・小泉首相)が策定を進めている「日本21世紀ビジョン」の原案が26日明らかになった。2030年の日本の理想的な姿を展望するもので、健康で自立して生活できる年齢が現在の「75歳」から「80歳」に延びるなど国民がより豊かで長生きできるようになり、日本経済全体も実質1%台後半の安定成長を維持するとしている。
医療技術や医療サービスの発展に取り組むことで、健康で自立した生活を送ることができる「健康寿命」が80歳まで延び、生涯で自由に活動できる「人生の可処分時間」が現在の「21年弱」から「23年強」に増えるとした。

ビジョンの中で国民の平均寿命について取り上げられていますが、果たしてそうなのでしょうか。
今年還暦を迎えられる方は丁度、敗戦の年の頃かと思います。
今、日本の平均寿命を挙げていらっしゃるのは大正末期から日本が戦争に負けた頃までに生まれた方々です。

戦前戦後での食料事情は大きく変わります。
戦前の食卓では国内で生産されたものが出回っていました。
朝の味噌汁、海苔、季節の野菜、山菜、きのこ、そしてご飯、さらには魚を食べていた。
今からすれば粗食と言えるような内容ではありますが、今の時代に求められている健康食品ばかりなんですね。
逆に言えば贅沢ではないが体に良い物を必要充分なだけ摂っていた。
僕達の食べていたものは果たして長生きできるものだったのでしょうか。
戦後の高度成長期、僕達は人工着色料、チクロ・サッカリンなどの人工甘味料など知らず知らずのうちに口に入れています。
今は発ガン物質とされていますが、当時そんなことはお構いなく菓子類や食物に添加されていました。
ようやく小学校の高学年の頃に添加セズの報が流れますが、それまでかなりの量食べています。
飽食、様々の科学物質、ストレス、公害、煤煙、薬害、高カロリー食品、肉食への変化などなど今の40歳台って平均寿命を上げる世代ではないような気がしてなりません。
今ナニにおいても年金・税金が一番多く負担させられている世代。
丁度年金を頂く頃の2030年、果たしてビジョン通り生きながらえていれるのでしょうか。
年金を負担してくれる若者がいるんでしょうか。
まだ国が上昇し続けると甘い見通しのビジョン、眉に唾したい処でもありますが、信じるしかないんでしょうかね。小泉さん。

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