ラグビー日本選手権
社会人と学生の王者が成人式の1月15日に雌雄を決していたのが数年前までのラグビー日本選手権。
成人式と言うことも合って着物姿のお嬢さんが競技場にいたりしてなかなかお祭りモードでもありました。
1年ごとにチームを組み立てていかなければいけない学生と数年かけてチームを強くしている社会人との力の差がどうしても開く一方で、神鋼のV7の1995年に対大東大学では102-14と言う史上初の100点ゲーム。
判官びいきで学生を応援しても勝てる目が出てこない、ということで試行錯誤されているのが今のラグビー日本選手権。
ようやく2003年・2004年度、2年連続の形式となりますがラグビーに普段接していてもよく分かっていません。
で簡単な説明。
日本選手権の出場枠は8チーム。
①Aシードに社会人トップリーグ(12チームによるリーグ戦)の優勝チーム。
②Bシードに昨日開幕したマイクロソフト杯(昔からの社会人大会と思ってもらえればわかり易いかも)の優勝チーム。
③・④C・Dシードにトップリーグの上位チーム、ヤマハ発動機・NECは確定しています。
昨日のマイクロソフト杯で東芝府中-神戸製鋼、トヨタ自動車-ヤマハ発動機が勝ち上がり。
トップリーグ5位だった神鋼はここで優勝しか日本選手権への道は有りません。トヨタは神鋼が優勝しなければトップリーグ4位なので日本選手権に出ることが出来る。
⑤・⑥大学チームの出場枠は2校、大学選手権のファイナリスト2校が自動的に出場となります。
大学選手権も複雑で
関東地域代表の予選方法
(1) 関東リーグ戦 1部の1~5位までは無条件で全国大会出場決定、5校。
(2) 関東対抗戦 1部の1~4位までは無条件で全国大会出場決定、4校。
(3) 第5代表決定戦
『関東大学対抗戦5位』対『北海道地区代表×東北地区代表校の勝者』⇒勝利チームが関東第5代表 、1校。
関西地域代表の予選方法
(1) 関西大学Aリーグ 1~4位までは無条件で全国大会出場決定、4校
(2) 第5代表決定戦
『関西大学Aリーグ 5位』対『東海・北陸地区代表×中国・四国地区代表の勝者』⇒勝利チームが関西第5代表 、1校。
九州代表の予選方法
九州学生リーグ1部の1位が全国大会出場(11月20日最終順位決定) 、1校。
の合計16チームのトーナメント。
⑦全国クラブ大会優勝チーム、クラブ大会は、全国大会-三地域大会-47都道府県大会と、三層構造のピラミッド構造となっており、北海道から沖縄まで全国47都道府県すべてのクラブチームに出場権が開かれています。
関東代表の予選方法
第13回東日本クラブ選手権大会1~3位が、全国クラブ大会へ出場します、3チーム。
関東協会管下17都道県の代表チームと前年度ベスト3チーム、計20チームによるトーナメント戦で実施されました。
関西代表の予選方法
関西協会管下のクラブ大会は、近畿圏を中心に行なわれている関西クラブリーグ戦と、22府県を網羅する関西クラブ大会との二本立てで実施されています。
(1)関西クラブリーグ戦(A・8チーム、B・8チーム)は、Aリーグの1~2位が無条件で全国クラブ大会への出場権を得る。 2チーム
(2)関西クラブ大会優勝チームは、関西クラブAリーグ3位との間で<関西第3代表決定戦>を行い、勝ったチームが全国クラブ大会への出場権を得る。1チーム。
九州代表の予選方法
第29回全九州クラブ大会の1~2位が、全国クラブ大会へ出場します。九州協会管下8チームによるトーナメント戦で実施された、2チーム。
合計8チームによるトーナメントの優勝チーム。
最後の1枠、コレが結構説明が難しいのです。
⑧チャレンジシリーズ1位
トップリーグの下部リーグ3リーグ(トップイースト・10、トップウェストA、トップキュウシュウA)の上位チームのトーナメントであるチャレンジシリーズ(チャレンジ1)の1位チーム。現在サニックス、豊田自動織機、セコムがこの座を争っています。
トップリーグチャレンジシリーズは社会人ラグビーの各地域リーグの上位チームが来季のジャパンラグビートップリーグ参戦を懸けて争う大会で、各地域1位の3チームによって争われるチャレンジ1と、2位の3チームによるチャレンジ2があり、チャレンジ1の上位2チームはトップリーグ自動昇格となり3位チームがトップリーグ10位との入替戦に回る。
またチャレンジ2は1位になるとトップリーグ9位チームとの入替戦に進出する。
関東
トップイースト10・1位はチャレンジ1へ
チャレンジ2へは以下の試合を行い3の勝者が進出
1-東北・北海道チャレンジ(トップノース王者vsプレーオフ北海道予選会勝者)
2-トップイースト10・3位vs1の勝者
3-トップイースト10・2位vs2の勝者
関西
トップウェストAの1位がチャレンジ1、2位がチャレンジ2へ
九州
トップキュウシュウAの上位3チームによるプレーオフを行い、プレーオフ1位がチャレンジ1、2位がチャレンジ2へ
コカ・コーラWJ 、ホンダ 、三菱相模原 が現在チャレンジ2でトップリーグ9位チームへの挑戦権を争っています。
と簡単にご説明したつもりではあるのですが、下の方に行けば行くだけ複雑になっている感はあります。
こうして記事にしてみてようやく理解できた当方でもあります。
全てのトーナメントを書き表すにはかなりの長さが必要です。
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