オペラシティに来ています
5年振りに東京オペラシティに来ています。
リサイタルホールでの下森佳津美・竹内永和ニューイアーリサイタルを聴きに来ました。
思い出とかいっぱいのオペラシティです。
下森佳津美さん、娘のピアノの先生です。
ピアノをやりたいといい始めた頃、パンフレットに多くの先生がいらしたにも係らず、「この先生に習いたい」と言い出したのは娘でした。その時は全ての講習に空きが無く諦めていたところ、新規の講習コースを持たれてすかさず受講開始でした。
目の先3mで下森さんの素晴らしい演奏聴く事が出来ました。
1995~6年このオペラシティの施工図を描いていました。
丁度建築業界も図面のCAD化が進んでいる頃でリサイタルホールを現場にて手描き、大ホールは一気にCADでの自分にとっても大転換期。
工程が押し迫っている中での大幅な設計変更、今までの図面は破棄されCADで一から起こし直し。
それまでCADに対して積極的でなかった当方も会社の方針も相成って、CADによる施工図の作成を開始しました。
確か1~2日でCADを使えるようにしたと思います、そのくらい切羽詰った状況でした。
同時に施工されている新国立劇場に人出をを投入されてしまったのでこちらは孤立無援。
木で見えるところ、パイプオルガンを除いて全てのところの施工図を描き上げました。
週1~2の徹夜とほとんど午前様の帰宅の毎日。
私生活においてもありとあらゆる事が経験できたのもこの2年でした。
いろんな事があった、それでもここの図面を描いていた・・・そんな感じです。
コンサートホールの施工図作成に十件くらい参加していますが最も記憶に残っている物件です。
あまり仕事のことは書かないblogなのですがたまにはいいかなと・・・。
そうそう嫁さんに「このコンサートホールのオープンコンサートに一緒に行こう」がプロポーズの言葉でした。
しかしこけら落としのチケットはどんなにコネを使っても入手不可能でした。
関係者・皇族他VIPのみに密かに配られて、一般人は廻ってこなかったようです。
のっけから妻にうそつきと呼ばれるようになりました。
| 固定リンク
最近のコメント