最近のスキー事情
ゲレンデにユーミンの「恋人はサンタクロース」や「サーフ&スノー」が繰り返しBGMで流され、リフト待ち1時間なんてのもざらだった15~20年前。
毎年モデルチェンジするスキーウェアをこぞって買っていたのもその頃でしたし、御茶ノ水のスキーショップ街を良く歩き回っていたのもその頃でした。
家族が出来たらスキー場に遊びに行こうなんて考えてもいたのですが。
船橋市のララポート近くに人工スキー場「ザウス」が有ったのですが、利用者の減少により閉鎖され、今では解体され跡形もなくなっています。
「レジャー白書」(余暇開発センター)の統計に依ると’83シーズンのスキー人口は1,040万人、’93シーズンのそれはピークに達し1,860万人。昨年の’03シーズンでは約1,000万人と有りました。(スノーボーダーも含める)
スキー人口の激減が言われ始めて幾久しいのですが、実際の落ち込みようは数字以上のものがありそうです。
釣り具好調 スキー不振(日経新聞1999/12/11朝刊) 成熟するアウトドア用品の市場。 余暇開発センターの調査によれば「登山・キャンプ用品」の市場規模は98年が1,760億円。前年比で1.1%減少。90年代に入って拡大傾向が続いていたが、96年(1,800億円)を境に縮小に転じた。アウトドア関連の中では「釣り具」が一貫して伸び続け、98年は前年と同じ2,950億円を記録。一方、ここ数年極端な不振に直面しているのが「スキー・スケート・スノーボード用品」。 91年に4,290億円だったのが、98年には2,890億円にまで縮小した(-32.6%)。 |
シーズン毎に4~5回、決して多くもない数字ですが、「冬はスキーに絶対行く」と決めていました。
しかし10年前に一度行ったきりでそれっきりとなっています。
冬の間賑わったスキー場も夏に見るとその姿は虎刈りのように刈り込まれた無残な姿をさらけ出します。
何故行かなくなったんだろうと考えると、そういった大掛かりなリゾート開発という自然破壊を見るのも辛くなったと同時に、丁度スノーボードの普及と一致しているようです。
ゲレンデのレストランの混雑も高くて不味いもあまり気にしてはいませんでしたので、やはりスノーボーダーの台頭が影響しているのだと思います。
個人的な考えですが、スキーとスノーボードは同じ雪の斜面を滑走するスポーツではありますが、全く異種のものと考えています。同じゲレンデを共有することがそもそもの間違い、衝突などの事故を眼の辺りにすると、せめて専用のコース分け等の配慮が欲しいと思っているうちに行かなくなってしまいました。

’80年代最後の夕日を見て嘆き悲しんだのもこのニセコスキー場でした、今では懐かしい思い出の写真です。
高いが当たり前だった時代ではなく、「温泉入浴/仮眠施設/朝食/ゴンドラリフト券込 5,000円 」などの格安パックも売り出されているんですね。
果たして我が家族はこの冬スキー場に足を運ぶのでしょうか?
雪に戯れるなら、歩くスキーの方が自然に親しめるのではないかとも思っているのです。
追記)引用文が記載方法に誤りがありましたので削除いたしました。
ご指摘いただいた方に御礼申し上げます。
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