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2004.11.13

僕が少年だった頃(14)-夕暮れ三輪車


夕焼けを見るのが好きです。
夕焼けを見るとどうしても思い出すシーンがあります。
見返った橋の上に立つ父と母とよちよち歩いてくる妹の夕焼けを背にした3人のシルエット。
初めて三輪車を買ってもらってそれを漕ぎながら帰ってきた日の思い出。
普通の三輪車ではなくて真っ赤なカバーの付いた荷台まであるようなモデルでした。
よほど嬉しかったんでしょうね、購入した店からずっと漕いで帰って来たような気がします。
公道の真ん中を橋の上からジェットコースターのように滑ってきて、振り返って橋の上を見上げると
その3人の後ろに真っ赤な太陽が今にも沈もうとしていました。
今ほどに車もほとんど走っていなく、オート三輪健在の頃。
とても大きな夕日。
とても長かった橋。
とても広かった川。
今見るとそれはどれも小さいのでしょうね。
その後鉄工職人だった父、アルミ製品にその需要を追われ、苦難の時代がきます。

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