
子供の頃家の前の車2台もすれ違うことの困難な道の反対側には広大な金魚の養殖池がありました。
当然金魚には手を出せません、特製の弓はありましたがこの話は次回にします。
ただ金魚を飼育していない遊水池のようなのが隣接していました。
そこは子供達にとっては天国のような所です。
何しろ自由に釣り糸を垂れてもいい場所だったからです。
お目当てはクチボソを釣ることでした。
クチボソ(モツゴ)クチボソと呼ぶのは関東地方のみらしい。
日本全国の川や湖、池など広く分布しています。
水の汚染に強く、手賀沼等富栄養化の進んだ沼などで増えています。
川の中下流、池、用水路など水の淀んだところならどこにでも生息しています。
口は受け口で小さく、おちょぼ口のため、一般に「クチボソ」と言われます。
産卵期は4-7月で雄は流れの緩やかなたまりなどの石の周りになわばりを作ります。
なんせ体長5~6cmですし、名前の通り小さな口をしていました。
針はタナゴ針で餌はアカムシ、コレは養魚場で金魚の餌として売っていました。
小さなポリバケツに入れて運ぶのですが余ったからと捨てずに家においておくと羽化し家の中が蚊だらけなんてこともありました。
このアカムシを小さな針につけるのも一苦労、家にあったのべ竿の入らなくなったものの穂先を1.5mにした竿にみちいとをつけて釣るのですがこれまた難しい。
ウキも金魚釣り用の一番小さいものを使っていました。
がばっととかボワッととかそんなあたりでは有りませんでした。
ちょぼちょぼというかすかな優しいKISSのような当たり、風が吹こうものなら全然分からない。
そんな繊細な釣りだったような記憶があります。
一日に2~3匹釣るのにやはりそれと同じ時間がかかり、そうそう毎日は釣りもしないので、それらは持ち帰り金魚を飼っている水槽に入れていました。
飼っていると10cm弱くらいまで大きくなったような気がします。
ただ産卵までには至らなかったかな?
子供の頃の記憶をたどればたどるほど良く釣りをしていたのだと思いだしています。
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